頭上ばしごのプログラム2

頭上ばしごの下を歩く

 おめでとうございます。お子さんは頭上ばしごの下とはいえ、歩行を開始する段階を迎えました。

手を前へ

 ご家族はお子さんに「足を出してごらん」といってはいけません。「手を前に出して次の棒を握ってごらん」と促して下さい。手が先であり、足は後からついてくるものです(たとえ先に足が出ても体がそっくり返って続きません)。
 例えば、右手を前に出すと右足に体重が乗り、同時に重心が少し前に移動し、左足が出ることになります(クロスパターンです)。同じように左手を前に出すと右足が出ます。後はこの繰り返しです。3手、4手…と手数を伸ばして下さい。

援助の仕方

 手を前に出して次の棒を握ることを上手に促し、必要があれば手助けし、そして強化してください。この援助を徐々に減少し、自分でできるようになることが、プログラム2の最も大切な課題です。もし足が出なければ動かしてやって構いません。その際は、手が次の棒をつかんでから、反対側の足を1手分前に出してください。繰り返すうちに少しずつ出しやすくなり、いずれ出ます。
 こうした一連の援助と強化を行うために、ボスは頭上ばしごの下に潜り込んでお子さんと向かい合うように位置します。

棒の高さ

 まだ高さにこだわる必要はありません。お子さんのやりやすい高さに調整して下さい。通常、頭がぶつからないぎりぎりの高さからスタートすることになるでしょう。
 片麻痺でどちらかの手が極端に上がりにくい場合は頭上ばしごを「二段」に改造するという方法もあります。

記録

 セッション数と「総手数」を記録します。手数が増えることが、ご家族にとってうれしい強化刺激となるでしょう。