補助付き腹ばいのプログラム

このプログラムは未だ移動運動能力が十分とはいえないお子さんを対象として、
○傾斜板から腹這いのプログラムへ移行する際のプログラム
○腹這いのプログラムの補助プログラム
として行います。
特に足の蹴りが不十分なお子さんに有効でしょう。

背這い

まず、足でしっかり蹴って前へ進むことを学ぶために背這いを行います。お子さんの両足首を持って、両足を揃えて曲げ、足を蹴ることを促して下さい。前へ進めば万歳ですが、進まなくとも足に力を入れさせることが肝要です。この背這いができなければ、補助付き腹這いで進むことはできません。背這いでぐんぐん進むことを目指して下さい。

注意点

以下の注意点は補助付き腹這いでも同じです
○特に進まないうちは、パターニングの後やおむつの交換時等のわずかな時間を利用して、高頻度×短い時間で行ってください。
○なるべく滑りのよい床の上で行います。フラットにした傾斜板が利用できるでしょう。
○足を蹴ることを促すために足を少し押すなどの援助を行います。
○足を深く曲げると力を入れるのが難しくなります。特に初めのうちは、軽く曲げて足をしっかり伸ばすことに重点を置いて下さい。

補助付き腹這い

背這いで進めるようになれば、逆に、いつまでも背這いを続けるべきではありません。背這いを卒業し、補助付き腹這いへステップアップします。
お子さんを腹這いにします。補助者はお子さんの左右の足を持ちます。パターニング時の足の動きと同じように、左右の足を交互に屈曲・伸展してください。曲げた方の足の裏をしっかり押さえて、お子さんが足を伸ばしたときに前へ進むようにします。
習熟するにつれて、徐々に援助を減少してゆくことができるはずです。

注意点

○右を蹴ったら左というように、左右交互に行うこと。パターニングと同じようにリズミカルに行うことを重視します。
○腹ばいは、足の蹴りばかりでなく、上半身の使い方も重要です。足だけではなく、体全体の動きに注目してください。

問題点

このプログラムの問題点は、手(上半身)の動きが十分でないお子さんへ有効な身体的援助を行うことが難しいことです。この点は、床の原則や重力解放器のプログラムで補うように努めてください。